【全日本参戦マシンの作業】’08 ヤマハ R6
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遅くなりましたが、全日本選手権とエリア選手権についてご報告です。
レースの様子は監督とDr.araiさんに詳しいとして車両に施した作業について。。。
エリア選手権は足回りのセッティングに作業を費やしました。
リアのレートを見直したり、フロントの組み直しをしライダーの乗る時間をとにかく多くしました。
全日本では速度の落ちてきたエンジンをなんとかしようとスケジュールの調整に入り、
全バラではなく、ヘッドのみを見直すことにしました。練習の合間を縫っての作業になるのも理由の一つ。
現状を確認するため、バルタイの点検からスプリング・バルブ・シートの当たりを隅々まで点検。
ヤマハの本気が垣間見えるエンジンでした。
カーボンを落としてシートの修正。当たり位置と幅を、う~んと悩み今後の分解頻度を考慮にいれて決定。
バルブタイミングはレギュレーション上加工しての調整ができないため、ボルトと取り付け穴のガタの範囲で、
最善の角度に調整しました。
バルブクリアランスは狙った数字の±0.01mm。
他にバルブ関係の組み付け方に、新しい試み中。次に分解したときに結論が出ます。
仕上がりは2ヘヤからの立ち上がりでチェック。なかなかでしたっ。
遠慮がちにマシンを見ているのは、親子です。間違いない。。
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