« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

【レーサー製作】ポート研磨

トップ>【レーサー製作】ポート研磨

ドリーム50のビッグバルブ化に伴うシートリング入れ替えの作業が協力工場から仕上がりました。
シート材はベリリウムカッパーです。

Imgp9044

あまりにも小さい(ビッグバルブとは言え)ため大変な作業です。バルブの径はチューニングXR製作時に算出した数字から出したものです。この方法でGPZ900Rのビッグバルブヘッドも製作しました。

乗り味は二台とも狙い通りの仕上がりでしたので、このドリームも期待して感情移入してしまいます。

現在はIN/EXポートの形状を決める荒削りを終了しました。ポート研磨の要は形状にもあると考えていますのでこの作業には妥協できません。

Imgp9154

通常は指先の感覚で削り具合を測りますが、ドリームは指が入らない為スティックやヤスリの感触で削り進めます。確認は光をあて凹凸の確認です。

Imgp9152Imgp9156

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【営業内容】EBCブレーキレポート

トップ>【営業内容】EBCブレーキレポート


EBCブレーキパッド、ローター使用レポート
Imgp9080


○当日の様子と内容
・気温4℃日中の気温も上がらずタイヤ温度もウォーマーで温めるもコースイン後も上がらない。
・走るほどタイヤ温度が下がるくらい。
・ツーリング走りと感じ、それを改善することもできないまま時間が過ぎる。
・9時から30分を4本。木野君と15分交替で走る。
・1、2本目STDローター、EBCパッド。
・3,4本目EBCローター、EBCパッド。
・3本目からEBCローター、新品パッド装着。
・1本目はSTDローターと新品パッドのあたりを付けることと、感触を確かめることに専念。
・2本目にツーリングレベル(ブレーキポイントが早く握りが弱い。)のブレーキング(結果的に)。
・3、4本目は徐々にブレーキポイントを遅らせ乗り方もタイムを出すように考えるようにする。
Imgp9081Imgp9083Imgp9085Imgp9087Imgp9089Imgp9093Imgp9095Imgp9097Imgp9101


○感想
・ツーリングや街乗りと同じようなブレーキングでは、初期制動から粘る感じの「ジワー」と効き始める。このあたりは今まで使用していた「メタリカ」と似ているがそれよりも粘り感は強い気がしました。
・EBCローター、パッドの組み合わせは初期から、奥まで握り込んでも粘る感じが続き、「効いている。」が木野君と私の共通した感想です。
・効き方がON,OFFのスイッチではないボリュームのような操作感です。


○追記
・89年に選手権(参加することに意義がある型)にエントリーしていた時は、「突っ込みでは誰にも負けない!ようにしよう。。」(立ち上がりでお釣りを返せず転倒すること多く。。。)でしたが、仕事にしてからはとても早いところからブレーキングを始めるようになったと気が付いていましたが、EBCテスト日は走行ラインも体の動きもまさしくツーリング。最初の2本はポンピングブレーキになっていたこともあり。。
今回は走りながら「このブレーキングはなんでしょうか?」と考えながら突っ込んでいました。
「このブレーキングはなんでしょうか?」とは、サーキットでタイムを出す走り方ができていないこと。。徹夜明けで朝5:30に筑波に到着し仮眠。6:00にピットを確保したのはチーム員の木野君。集まったのは昨年もて耐のライダー、高野さん。G&Bの塩川さん。昨年から仕事でお付き合いさせていただいている、小林さん。国際A級ライダーでダンロップのテストライダー経験者です。今回はビデオ撮影を依頼しました。第一ヘヤピンでカメラを回していただいたのはK&T企画のS.TAKAさん。

3本目の走りを見ていた小林さんから助言をもらい4本目はラインを変え体も動かしなんとかベストタイムの3秒落ちまでもっていきました。(昨年から私の走りを見てもらい幾度なくアドバイスをもらってきました。)
今回のパッドは気温、タイヤ、ブレーキ温度が上がらない状況でのテストにはなったと思います。
街乗りからスポーツ走行までフォローしてくれるシステムです。

次回はレース用パッドを練習を重ね気温などの条件が良い時にテストします。

今回のシステムは引き続き木野君が使用し、使い込んでいく予定ですので改めてレポートさせていただきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【作業内容】RVF400R(NC35)エンジンオーバーホール

トップ日記>RVF400R(NC35)エンジンオーバーホール

これはコンロッド重量バランス測定器の一つです。
Dsc_0364_2


去年も少しだけご紹介した、RVF400R(NC35)のエンジンオーバーホール後の感想をメールで頂きました。
抜粋してご紹介させていただきます。

「…OH後初のpowerチェックをしてきました。 OHから6000km強を走ってしまいましたが、自分としては期待以上の成果でした。

今まで頑張ってやっと55ps弱だったのが、60psを超え60.3ps、トルクも3.1~3.2だったのが3.4へ上昇し、かつ波形の上下動が減り8500rpm以上で安定して3.2~3.4を記録しました。(気温12℃湿度33%気圧1030)
通常powerの出るVFRで66ps、RVFのHRCキットを組んだもので62psほどのようです。面研などやれること全てをやり条件が良いとVFRで69psだそうです。(キャブ径がVFRの方が大きい) …」

乗った体感での走り易さに加え、データ上も大幅な変化が見られたことを報告していただきました。

この作業の写真は昨年末に消失してしまったため、文章のみでご説明します。

●シリンダーヘッド
 ・シート修正
 ・ポート修正(研磨ではなく主にシートリング下の形の修正)
 ・シム調整
●ピストン・リング
 ・重量合せ
 ・バリ取り、アタリ修正
 ・リングエンドギャップ調整
●コンロッド
 ・重量バランス(重心合せ)…個体差が大きいもので2グラムあったため小端部の加工だけでなくピストンピンも加工調整しました。
●クランクシャフト
 ・ジャーナル部のラッピング加工

ミッションをNC30のものにした以外は、STDパーツで組上げました。バランス取りとフリクション低減加工の作業が数字になった例です。

サイトー君、ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【日記】今日の作業

トップ日記>SR

エンジン完成。Imgp8943

3月から筑波サーキットデビューのSR改です。このエンジンと車体は他店で作られました。今回、エンジンのオーバーホールを兼ねてバルブ・カム周りの見直しもしました。

Imgp8854
Imgp8851_2


カムスプロケットのノック穴を新規に4個開けてロブセンターを振り分けます。WEBカムですが計測値はデータとは異なりました。今回は、99°-103°で調整しテストします。またバルブスプリングのレートも見直したため
シェイクダウンは慎重にね。。コウタツ君。

Imgp8941ローターは5.5%軽量。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【日記】T.T.Centenary Helmet in japan.

トップ日記>T.T.Centenary Helmet in japan.

お預かりしている、マン島100周年記念のヘルメットです。店に飾ってあります。

Imgp8935
Imgp8936
Imgp8937Thanks to Mr.peter & Mr.H.kobayashi


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【日記】今日の作業

トップ日記>一日の作業

今、複数台を同時進行中です。
今日は朝から昼過ぎまで、部品の発注や協力工場さん方との電話で打ち合わせ、事務処理や工場の整理に費やしました。

遅めの昼食後に、製作中のFZ750レーサーのエンジン清掃にかかりました。と塗装の準備で一日終了。

このFZはローソンのレーサーに模して作ります。

今日までに終わらせている作業はクランクシャフトダイナミックバランス、

コンロッド(小・大端)重量バランス。

Imgp8442
Imgp8451ピストンのバランス取り。コンマ代で計測後、上皿天秤で重量合せ。


Imgp8542ミッションの歯のポリッシュ後にWPC。

Imgp8774バルブポリッシュ(INのポート側は荒らします。)

ポート研磨、ケースの内側のバリ取り後、少々の磨き。
コンロッド、バルブ、ピストン、などのWPC加工。

これから、クランクシャフトはジャーナル部のポリッシュ加工をして、エンジンをシリンダーヘッド以外黒に塗装します。
タペットカバーは2GHの金色です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »