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【作業内容】RVF400R(NC35)エンジンオーバーホール

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これはコンロッド重量バランス測定器の一つです。
Dsc_0364_2


去年も少しだけご紹介した、RVF400R(NC35)のエンジンオーバーホール後の感想をメールで頂きました。
抜粋してご紹介させていただきます。

「…OH後初のpowerチェックをしてきました。 OHから6000km強を走ってしまいましたが、自分としては期待以上の成果でした。

今まで頑張ってやっと55ps弱だったのが、60psを超え60.3ps、トルクも3.1~3.2だったのが3.4へ上昇し、かつ波形の上下動が減り8500rpm以上で安定して3.2~3.4を記録しました。(気温12℃湿度33%気圧1030)
通常powerの出るVFRで66ps、RVFのHRCキットを組んだもので62psほどのようです。面研などやれること全てをやり条件が良いとVFRで69psだそうです。(キャブ径がVFRの方が大きい) …」

乗った体感での走り易さに加え、データ上も大幅な変化が見られたことを報告していただきました。

この作業の写真は昨年末に消失してしまったため、文章のみでご説明します。

●シリンダーヘッド
 ・シート修正
 ・ポート修正(研磨ではなく主にシートリング下の形の修正)
 ・シム調整
●ピストン・リング
 ・重量合せ
 ・バリ取り、アタリ修正
 ・リングエンドギャップ調整
●コンロッド
 ・重量バランス(重心合せ)…個体差が大きいもので2グラムあったため小端部の加工だけでなくピストンピンも加工調整しました。
●クランクシャフト
 ・ジャーナル部のラッピング加工

ミッションをNC30のものにした以外は、STDパーツで組上げました。バランス取りとフリクション低減加工の作業が数字になった例です。

サイトー君、ありがとうございました。

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